2010年06月13日、02時過ぎ・・・友人が帰らぬ人となりました。
昔からの友人というわけではなく、ここ数年の付き合い。
知り合った場所は病院。
職業は「鍼灸師」。
43歳。
病状が悪化したのは、1.5ヶ月程度前。
お互い、ワケありで親族から断絶した状態。
冗談で、何かあったら身内への連絡をよろしくと 情報交換をしていた。
十日ぐらい前だったか、1回目の意識不明状態に。
医師が、身内に連絡をした方がいいということで 連絡をした。
この時は、意識が戻った。
そこで、いろいろと 頼まれごとをしたのだが・・・
・遺書を残したい
・葬儀等をできるだけ身内に負担をかけさせたくない
・遺品の処理の手配
・その他 いろいろ
この一週間、頼まれたことを仲間たちの協力を得ながら順にこなす。
最後に残った頼まれ事・・・この日、果たしました。
果たしたくなかったが・・・
親、兄弟、元奥さん、子供への手紙を渡すこと。
日中は、散歩撮影会(?)に参加し気分転換。
15時、離脱。
借りた礼服に着替え催事場へ向かった。
通夜の前、集まっていただき、それぞれに手紙を渡す。
・・・
その中に、私宛の手紙があった。
最後ぐらいに書かれていたのは・・・
「最後まで やってくれると思った。ありがとうね。 ごめんね。でも、本当にありがとう」
涙が出たが、その場では泣けず、ペンを借りて汚い字で手紙に一言書いた。
「世話になったね。ありがとう」
手紙を封筒に戻し、納棺の際に棺に それを入れてもらうように頼み その場を離れた。
頼みごとを引き受ける時に宣言したとおり、通夜にも葬儀にもでない。
今は、冥福を祈るのみ。
本当に、世話になったね・・・ありがとう。
2 件のコメント:
ご冥福をお祈りいたします。合掌。
他人事にはひどく無関心な私ですが、このお話には深く感動いたしました。ご冥福をお祈りいたします。
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